【静岡県】君は太平洋を見たか 僕は日本海を見たい 新清水JCT〜富沢IC間開通|建設ニュース 入札情報、落札情報、建設会社の情報は建通新聞社

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【静岡県】新清水JCT〜富沢IC間開通 (中部横断自動車道)

中部横断自動車道新清水JCT〜富沢IC開通


「君は太平洋を見たか 僕は日本海を見たい」

静岡市を起点に、山梨県甲斐市を経由し長野県小諸市を結ぶ中部横断自動車道(総延長132`)のうち、新清水JCT〜富沢IC間20.7`(静岡県側11.4`、山梨県側9.3`)が、3月10日、開通した。東名・新東名高速道路、中央自動車道、上信越自動車道と接続されることで、太平洋と日本海の臨海地域、静岡・山梨・長野県では、観光、産業、文化、防災、救急など多種多様な面で大きな期待が寄せられ、重要な役割を果たすことが期待されている。
「昭和」の時代に構想化し、「平成」の時代に構想が具現化。そして、「新たな時代」に全線が開通することで、中部横断自動車道のキャッチフレーズ「君は太平洋を見たか 僕は日本海が見たい」が現実となる。


 

中部横断自動車道開通式典

 

【開通までの主な道のり】
●1982(昭和57)年5月 静岡、山梨両県と関係市町村が中部横断自動車道甲府・清水線建設促進期成同盟会発足
●1987(昭和62)年9月 新清水JCT〜佐久小諸JCT間132`、予定路線決定
●1996(平成8)年12月 新清水JCT〜増穂IC間、整備計画決定
●1998(平成10)年12月 新清水JCT〜増穂IC間、施行命令
●2008年度 静岡県境から富沢IC間、用地取得着手
●2019(平成31)年3月 新清水JCT〜富沢IC間開通
●2019年度 静岡〜山梨間全線開通予定


中部横断自動車道開通式典に450人
静岡県と山梨県を結ぶ中部横断自動車道の新清水ジャンクション(JCT)〜富沢インターチェンジ(IC)間20.7`が10日、開通した。開通に先立ち、静岡市清水区で行われた開通式典には、石井啓一国土交通大臣、川勝平太静岡県知事、長崎幸太郎山梨県知事ら来賓、地元・施工関係者ら約450人が出席した。
石井国交相は、日本海と太平洋をも結ぶ重要路線と位置付け、救急物資を輸送する『命の道』としての役割を強調した。川勝静岡県知事は「ふじのくにの表玄関と奥座敷を結び、静岡と山梨が連携し一体感が生まれる」とし、長崎山梨県知事も「静岡、中京圏との交流が活発化する。一日も早い全線開通が望ましい」と述べた。また、主催者を代表して、中日本高速道路の宮池克人社長が「産業や文化がつながることで、地域がさらに活発化する」とあいさつした。
この後、渥美泰一静岡県議会議長や田辺信宏静岡市長らによる万歳三唱、来賓や地元小学生による「はさみ入れ」「くす玉開き」、会場を新清水JCT、富沢料金所付近に移して、通り初めパレード、開通祝賀看板除幕式を行った。
また、同日、山梨県の下部温泉早川IC〜六郷IC間8.4`部分も開通し、関係者によると、未開通区間の富沢IC〜南部IC間6.7`は夏ごろ、南部IC〜下部温泉早川IC間13.2`は2019年度中の開通を目指している。


開通式典であいさつする石井国交相

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