国土交通省が発表! 工事現場での施工体系図の掲示に「デジタルサイネージ」を推奨!?
「デジタルサイネージ」を活用して工事現場の働き方改革や生産性向上を実現!
2022年1月、国土交通省は建設・工事現場で義務付けられている施工体系図の掲示方法として「デジタルサイネージ」を活用する際の利用規定を明確化した。施工体系図の掲示は、多重化した工事現場の特性を踏まえて、元請・下請け業者の両者が工事の全容や役割分担を明確にすることが目的である。
これを踏まえ、以下(1)〜(4)の要件を満たす場合に、書面ではなく「デジタルサイネージ」での施工体系図の掲示を推奨している。
(1)工事関係者が必要な時に施工体系図を確認できる
(2)デジタルサイネージに施工体系図を掲示していると常時明確に示す
(3)施工体系図の内容が読みやすい画面サイズ、輝度、文字サイズ及びデザインである
(4)スライドショーで施工体系図を掲示する場合でも、画面が切り替わる前に全容を把握できる
※国土交通省「施工体系図及び標識の掲示におけるデジタルサイネージ等の活用について(令和4年1月27日)」より一部抜粋
工事現場のDX化推進を目的に「デジタルサイネージ」の活用が増加
工事現場でのデジタルサイネージの使用用途は主に2種類ある。
用途1:朝礼時にラジオ体操動画や作業指示書を表示する
用途2:施工体系図や安全注意喚起のポスターを表示する
特に安全注意や作業指示をスマホやタブレットのミラーリング機能を使い、瞬時に表示することで、より早くより多くの作業員に情報共有が可能になる。これにより作業の安全性や業務の効率化に大きく影響する。
工事現場への設置に特化した「屋外用デジタルサイネージ」を紹介
工事現場に特化した屋外用デジタルサイネージを取り扱う「ヤマト広告株式会社」は日本全国の300現場以上に納品実績がある。
朝礼看板LEDビジョン「モニたろう」は、大規模な工事現場へ朝礼看板に組み込んで設置することが多く、直射日光にも負けない高輝度による視認性の良さが特徴である。
屋外用高輝度液晶モニター「モニすけ」は、地域住民に向けて工事内容の共有をするために、小型デジタルサイネージとして仮囲いに設置されている。
まとめ
国土交通省としてもデジタルサイネージに施工体系図を掲示したり、朝礼時に作業指示書を掲示して業務の安全性や効率性の向上に繋げることを勧めている。
工事現場のDX推進の1つとしても、デジタルサイネージの導入を検討してほしい。
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