外観イメージ（左が資料館、右が新館）
和歌山県は、考古民俗博物館（仮称）新築他実施設計業務の一般競争入札を実施し、石本・堀田設計共同体が１億０５００万円で落札した。予定価格は１億３３５７万円。２０２４年度に造成工事（１期）、25年度に収蔵・体験学習棟建設工事、26年度に博物館新築・資料館改修工事、27年度に展示工事・造成工事（２期）、28年度下半期に開館するスケジュール。
新築する収蔵棟は木造平屋約１０００平方㍍、同造平屋約７８０平方㍍の２棟。体験学習棟は同造平屋約２２０平方㍍。博物館は、鉄筋コンクリート造３階建て延べ約４０００平方㍍。構造は耐震壁付きラーメン架構。
内部改修する資料館は鉄筋コンクリート造地下１階平屋延べ２３５７平方㍍。調査研究部門の再配置などを行う。また、資料館１階と新棟２階を渡り廊下（鉄骨造）で接続する。
駐車場１１２台分、大型バス回転広場、体験広場・屋外展示場（真砂土敷設２２５０平方㍍、石敷製塩炉３基など）、特別史跡区域（芝張工２８５０平方㍍）、敷地内道路、アプローチ道路などの整備を行う。 所在地は和歌山市岩橋。敷地面積は42万２３８６・43平方㍍。
概算工事費は博物館新築・改修に約29億円、収蔵・体験学習棟建設に６億円など計約51億円。
基本設計は同設計共同体が担当。
