いすゞ 藤沢工場に400億投じ実験棟|建設ニュース 入札情報、落札情報、建設会社の情報は建通新聞社

建設ニュース、入札情報の建通新聞
建通新聞

ログイン

伊賀市役所

いすゞ 藤沢工場に400億投じ実験棟

2023/12/1 神奈川

完成イメージ。BEVとFCEVの構成部品を実験・評価する

完成イメージ。BEVとFCEVの構成部品を実験・評価する

【藤沢】いすゞ自動車(横浜市西区高島1ノ2ノ5)は、藤沢工場内で約400億円を投じて電動開発実験棟「The EARTH lab」を新築する。バッテリー電気自動車(BEV)と燃料電池自動車(FCEV)の構成部品を実験・評価する設備を設置。2030年度までに全カテゴリーで電動車を導入するため、開発体制を強化する。今後、設計者・施工者を選定した上で工事を進め、2026年6月の稼働開始を目指す。
 新設する電動開発実験棟の規模は5階建て延べ2万7000平方b、高さ約40b。BEVとFCEVのバッテリーやモーター、EVシステム、熱マネジメントなどの実験・評価設備を設ける。同実験棟でエネルギーと熱効率を最適化するための研究や実証を行い、航続距離や走行性能を改善する考えだ。
 環境への配慮として、屋上と側壁に太陽光パネルを設置。各種設備から回収した廃熱は空調の動力に利用するとともに、回生エネルギーの活用により消費電力を削減する。
 建設地は藤沢市土棚8の藤沢工場内。第1・第2実験棟跡地を活用し、建築面積には約5700平方bを充てる。
 同社は5月に発表した経営戦略で、カーボンニュートラルや物流DXを推進するため、30年度までに1兆円を投資する方針を示した。カーボンニュートラルへの対応の軸となるのがBEVとFCEVの開発強化だ。30年までに大型・中型・小型トラックやライトバン、バスなどの全カテゴリーで電動車を展開する目標を設定。藤沢工場の実験棟新設のように、研究施設への投資を積極的に行っていく。

いいね 0 ツイート
いいね 0 ツイート
藤沢市の新着公示案件が 11 件あります
人と建設と未来ラボ2
この年の藤沢市の発注予定案件 この年の藤沢市予算情報
スマホ記事中バナーC
電子版のお申し込みはこちら 新聞(宅配)のお申し込みはこちら
カタログカタログ