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【御殿場】アイリスオーヤマ(宮城県仙台市青葉区五橋2ノ12ノ1、大山晃弘代表取締役社長)は、ダウ・ケミカル日本御殿場研究所の跡地に「御殿場物流センター」を建設する。同社としては国内初の物流専門の拠点で、飲料水などを保管・出荷する他、防災拠点として活用する。総投資額は約70億円で、2025年度中の着工を予定している。建築工事の施工者の選定方法については、現段階で検討中としている。
同社は食品事業を強化しており、その一環として21年から飲料水事業に参入した。現在、富士裾野工場(裾野市)と富士小山工場(小山町)で飲料水を生産している。物流センターでは、富士小山工場で製造される飲料水などを保管する。
センターの建設総面積は約3万平方b。5階建ての自動倉庫と3階建ての平置き倉庫で構成する。自動倉庫のパレット数は約2万5000枚。完成は2026年となる見通しだ。
建設地は御殿場市小倉野92ノ2で、敷地面積は約3万平方b。
同社は19日、御殿場市と「SDGs未来都市御殿場を共に創る包括連携協定」を締結した。首都圏や東海地方で災害があった場合の物資供給拠点としてセンターを活用する他、同社が御殿場産材の製品化を検討することなどで合意している。