レシップ電子 新工場完成イメージ図（提供／レシップホールディングス）
【岐阜県本巣市】レシップホールディングス（本巣市上保１２６０ノ２）の連結子会社レシップ電子（同）は、プリント基板実装を行う新工場の建設に３月から着工する。
規模は鉄骨造３階建て延べ３３８０平方㍍。完成は10月を予定しており、25年１月の稼働開始を目指す。建設地は本巣市上保１２６０ノ２。現在稼働中の工場隣地で、敷地面積は３万８５４４平方㍍。
投資額は建物約７億５０００万円、生産設備約３億５０００万円の合計約11億円。設計と施工は、岐建（大垣市）が担当する。
同社は、民生・自動車・産業機器をはじめとする多くの業界のプリント基板実装や電子機器組立に携わってた。近年は、自動車電子部品の増加、リチウムイオンバッテリーや半導体需要増に伴う設備投資の増加を背景に引き合いが増えてきている。この受注増加に対応するため、生産エリアを拡大することを目的に新工場を建設することとした。
新工場では、車載向けを中心とした製品を、部品の受け入れから生産・検査・梱包（こんぽう）・出荷まで一貫して製造することができるラインを構築する予定。生産エリアの拡大によって今後は、車載向け製品に加え成長市場の半導体製造装置やロボット向けなどの市場をターゲットに、新規顧客を開拓し、売上拡大を目指す。
