施設整備のイメージ(官民連携による工房・スタジオの整備を想定)
京都府京丹後市は、2024年度に(仮称)網野交流センター・交流広場の事業化検討業務の発注を検討している。4月に市長選を控え、骨格予算編成となっているため、6月補正予算で対応する見通し。秋には民間事業者へのサウンディング調査を行い、事業手法や公募条件を整理する。
同センターを整備する事業者は25年度に公募する。整備手法は、公共による整備を基本とするが、官民連携事業を検討中。同年度中に設計を完了し、27年度の竣工を目指す。
施設の機能は、200平方b程度のロビー、180平方b程度のレンタルスペースなどのコミュニティー機能を基本とする。さらに、民間活力を導入し、810平方b程度の工房・スタジオとおもちゃ美術館や300〜400平方bのアウトドアフィットネス拠点などを整備する計画だ。駐車場は37台分程度。
主要構造部の木造化を検討し、鉄骨構造を採用する場合は内装の木質化を図る。また、施設の地盤レベルの嵩上げ(50a程度)、出入口部の止水版設置、表面改良工法による耐震性対策などを検討している。
概算工事費は、工房・スタジオ案が11億2243万円、フィットネス拠点案が7億6711万円、市と民間事業者が個々に施設を整備する官民敷地分割管理型は8億6604万円を見込む。
建設地は網野庁舎跡地(京丹後市網野町網野353ノ1)。敷地面積は7376・17平方b。解体が見込まれる庁舎は、鉄筋コンクリート造2階建て。26年度に解体工事を発注する見通し。