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GLP 厚木に8・5万uの物流施設開発

2024/3/11 神奈川

完成イメージ。各階に直接アクセスできるよう、ランプウェイ1本を整備する

完成イメージ。各階に直接アクセスできるよう、ランプウェイ1本を整備する

【厚木】日本GLP(東京都中央区八重洲2ノ2ノ1)は、厚木市酒井土地区画整理事業の施行区域内でマルチテナント型物流施設「GLP東名厚木」を新築する。重量物の保管を想定し、床荷重を強化したエリアを設ける。設計者・施工者については明らかにしていない。11月の着工、2026年3月末の完成を目指す。
 規模は耐震鉄骨造4階建て延べ約8万5000平方b。最大で12区画に分割可能な仕様とする。各階に直接アクセスできるよう、ランプウェイ1本を整備する。
 建設地周辺では飲料や食品、自動車部品を取り扱う工場が多いことから、重量物の保管ニーズがあると予測。一部の区画では、1平方b当たりの最大床荷重を同社の標準を0・5d上回る2dとする他、低床のバースを採用する。
 この他、屋上には太陽光パネルを設置。浸水被害を抑えるための措置として、地盤レベルを周辺道路より高い位置に設定し、受変電設備は屋上に配置する。
 敷地面積は約3万7000平方b。東名道の厚木インターチェンジと新東名道の厚木南インターチェンジから1`以内の場所で、首都圏全域をカバーする広域配送拠点として入居ニーズは大きいとみている。
 建設地を含む約27fでは、組合施行により厚木市酒井土地区画整理事業が進む。業務代行者は戸田建設(東京都中央区)。周辺の都市計画道路の整備に合わせて産業の集積拠点を形成する計画で、現在は各街区の整地工事や調整池の整備、下水道工事を行っている。
 施行区域内では他にも、シーアールイー(東京都港区)が延べ床面積約1万4000平方bの物流施設「ロジスクエア厚木南」の開発を計画している。10月に着工し、2025年10月末に完成する予定だ。設計者・施工者は選定中。

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