プロロジスパーク堺完成予想パース
【堺】物流不動産の所有・運営・開発を手掛けるプロロジス（東京都千代田区丸の内２ノ７ノ３）は、堺市内でＢＴＳ型物流施設（特定企業専用物流施設）「プロロジスパーク堺」の開発を決めた。４月から造成工事と入居企業の募集を開始し、２０２５年中に本体着工、27年内の竣工を目指す。
施工者は未定だ。
規模は地上４階建て延べ３万７０００平方㍍程度と想定。冷凍冷蔵倉庫や製造業への対応として、床荷重の増強や、天井クレーンの設置などの対応、外構部の有効利用など、入居企業の物流ニーズに合わせて柔軟に対応する予定。
また、ＥＳＧ推進・環境負荷低減への取り組みとして、通常のＬＥＤ照明比で、電力使用量が半減できる高天井用センサー付きスマートＬＥＤ照明の倉庫内への採用や施設屋根に太陽光発電設備の設置を検討している。また、ＢＣＰの一環として、緊急地震速報システム、災害用無線機「ハザードトーク」の導入を計画。
建設地は堺市東区石原町にある約１万７４００平方㍍の敷地。南大阪エリアでは希少とされる内陸部にある。阪神高速道路堺インターチェンジ（ＩＣ）から約６㌔、阪和自動車道松原ＩＣから約５㌔に位置する。主要幹線道路が集中しており、大阪市内へ約30分、神戸市中心部や京都市中心部へも約１時間で到達できる物流好適地。同社が関西で運営する19棟のプロロジスパークの中で、最も30分圏内の人口が多い人口集積地での開発となる。
