整備イメージ
豊中市は、神崎川駅周辺のまちづくりに向けて本年度、整備手法の検討や条件整理などを行う。2024年度当初予算で事業化検討支援業務に1499万円の予算額を計上。3月には「神崎川駅周辺整備基本計画」を策定した。
整備方針では「改札機能や交通広場整備によるまちの顔づくり」「地域特性を活かして防災機能を有した神崎川公園の整備」「生活関連施設を含めた居住機能の誘導による定住型居住地のまちづくり」を掲げている。
具体的には、下神崎川橋梁の架け替えに合わせて河川上にホームを整備するとともに、軌道下部に通行機能を確保して町の東西分断を解消。豊中市域にも改札を増設して駅へのアクセス性を向上させる。また交通広場を整備して交通結節機能を強化する。
駅周辺の未整備の都市計画公園には防災機能を付加。にぎわいや魅力の創出、防災性の向上を図り、水辺のオープンスペースなどを活用した公園整備も検討する。さらに定住型居住地のまちづくりに向けて定住を促進するため、駅周辺に若者・子育て・高齢者など多様な世代が共生する住宅や生活関連施設を誘導する。
事業手法は、権利者との合意形成の進捗や市の財政状況などを踏まえながら、一体的な整備を図る面整備手法だけでなく段階的な整備も視野に入れて検討する。
基本計画策定検討支援業務は日建設計大阪オフィス(大阪市中央区)が担当した。