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難波千日前プロジェクトのイメージ
【大阪】“ミナミ”のど真ん中、難波千日前で関電不動産開発(大阪市北区中之島3ノ3ノ23)、南海電気鉄道(大阪市浪速区敷津東2ノ1ノ41)、大阪メトロ(大阪市西区九条南1ノ12ノ62)などがホテルや商業施設などを備えた高さ100b超の高層大型複合ビル開発「難波千日前プロジェクト」を計画している。
高層大型複合ビルは、3000平方b超の敷地に2031年ごろの完成を目指して建設する。延べ床面積は5万平方b程度と見込まれる。低層部は商業施設などを配置、上層部には高規格な宿泊施設を整備する。また、地下2階から地上2階では重層的なにぎわいを創出するため、地下街やなんさん通りとの接続部に地下と地上をつなぐ立体多目的広場などを整備する。
この他に、災害時の帰宅困難者への対策として一時滞在施設や備蓄倉庫の整備、ヒートアイランド対策を施した環境への負荷軽減に配慮した施設とする。
建設地は大阪市中央区難波千日前で、周辺には観光客でにぎわう商店街や南海難波駅前の広場などがある。
同地区は「難波千日前地区地区計画」(大阪市中央区難波千日前、難波5、浪速区難波中2)が都市計画決定されており、駅前にふさわしい商業、文化、エンターテインメント、宿泊などの機能の導入、にぎわいとかいわい性のある一体的な都市空間の形成、オープンスペースの整備によるウォーカブルな市街地形成、にぎわいを連続させる歩行者ネットワークの確保などといった土地利用の基本方針が定められている。