■尾張建設事務
所長 広浜全洋
本路線は、区画整理や商業施設の立地が進む東部の長久手市・日進市・東郷町を南北に結ぶ幹線道路であり、当地域では日進米野木駅前特定土地区画整理事業地内を縦貫し、名古屋市と豊田市を東西に結ぶ主要地方道名古屋豊田線と共に重要な役割を担っています。
現道の一般県道岩作諸輪線は交通量が一日約1万4000台と多く、大型車混入率も高く常に渋滞が発生しています。沿線には日進東小・中学校があり通学路としても指定されています。
このたびのバイパス開通により、日進市内の南北交通の改善、交差点の渋滞解消及び通学路の交通安全の確保にも大きく寄与すると期待しております。
■日進米野木駅前特定土地区画整理組
理事長 加藤総平
県道岩作諸輪線バイパス(以下、都市計画道路日進三好線)の供用開始を迎えるにあたり、この事業に携わっていただいた愛知県、尾張建設事務所、日進市の関係者の方々、地権者並びに土地区画整理組合関係者の皆様方に厚く御礼申し上げます。
この道路築造に関しては、都市計画道路名古屋豊田線工事時期が未定となったことから、都市計画道路日進三好線工事についてもめどが立たない時期がありました。そこで、この状況を打開するために、都市計画道路名古屋豊田線を更に北側に延伸して、県道岩作諸輪線まで接続するバイパス案が計画されました。この計画実現に向けては、鈴木前理事長を先頭に組合役員が日進市や愛知県との調整を図ることで、この供用開始の一端を担えたものと考えております。
この道路の完成により県道岩作諸輪線が廃道となることから、平成26年度には土地区画整理事業で予定する全ての工事を完了することが可能となります。土地区画整理事業の終結までにはあと数年を要しますが、この道路の完成を一つの節目とし、魅力あるまちづくりを目指し、早期事業終結のため鋭意努力することを申し述べあいさつとさせていただきます。