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(2019/2/6)

 

【東京都】文化・医療・防災を強化
〜荒川区のまちづくり〜

 

 荒川区では、老朽化に伴う図書館の建て替えや病院の移転に伴う新たな病院の誘致・新設、児童相談所の新設など建設に関わる事業が進んでいる。防災上の観点では、道路拡幅や河川水・地下水活用などの防災・減災に向けた対策に取り組んでいる。区民が安心して快適に生活できるまちづくりにまい進する西川太一郎区長に、その取り組みを聞いた。

 

西川太一郎

 

●新尾久図書館の建設が始まります
新たな尾久図書館の特徴として、形状がギザギザのキューブ状となっているが、これは近隣住宅へ利用者の視線が向かないようプライバシーへの配慮で、西日が直接館内に差し込むのを極力抑えることができるようにとの工夫だ。利用者自らが新しい本や人や知と出会う、まさに地域の文化活動を通じた地域活性化の拠点としての役割を期待している。現在、建築工事の施工者の選定中で、2月6日に開札された。

●東京女子医科大学東医療センターの移転後の予定は
2021年度中に移転する東京女子医大東医療センターに代わる地域の医療拠点を確保していくため、現在の東医療センターの施設を活用して新たな病院を誘致し、合わせて周辺整備も一体的に進めていく予定だ。
整備の基本方針は四つ。「病床数200床以上の災害拠点病院の確保」「救急医療、外来診療を含めた質の高い医療機関の誘致」「健康づくりの拠点整備」「オープンスペースの確保と区民の憩いの場の創出」だ。現在は、新たな病院を誘致するため、運営意欲のある医療機関の公募の手続きを進めている。

●災害対策への取り組みは
不燃化特区制度を活用した、老朽家屋の建て替えや除却をはじめ、道路の拡幅整備、空き家対策など、木造住宅密集地域の改善に取り組んでおり、成果が上がってきていると感じている。さらに、震災時の断水による消火用水の不足に対応するために、枯渇することのない隅田川の河川水や地下水を確保するための永久水利施設や、地域住民がその施設を生かして消火活動を行うことのできる地域消火システムの整備も進めているところだ。

●今後のまちづくりにおいて重視する点、また区民からの要望はどんなものがありますか
まちの骨格を成す道路は、災害時には避難や消防活動、延焼を遮断するために不可欠であり、これまで以上にスピード感を持って進める必要がある。
公園や広場についても、災害時には、一時的な避難場所としての機能や延焼防止に役立つ重要な施設となることから、不足している地域においては、用地を積極的に確保して整備を行うとともに、地域住民の意見を聞きながら、必要な設備も整備していきたい。
また、老朽化した建築物の除却や建て替え、耐震化については、所有者の理解と協力が得られるよう、状況に応じたアドバイスや支援を丁寧に繰り返し行っていきたい。

●いよいよ来年度には区立児童相談所がスタートします
区立児童相談所は私が会長を務める特別区長会の悲願でもある。現在、20年度の開設に向けて建設作業を進めている。従事する職員を育成するため、東京都をはじめとする他の自治体の児童相談所などに11人の職員を派遣しており、ハードとソフトの両面で万全の体制を整えている。これからも、区民の協力を得ながら、「荒川区の子どもは荒川区が守る」という考えの下、開設に向けて着実に歩みを進めたい。

●区内の建設関連企業へのメッセージを
区民の意見や要望をきめ細かく反映させた施設を建設するためには、区内の状況に精通する区内企業の協力が重要だ。例えば、本年度行っている公共施設のブロック塀の安全対策においても、区内企業が施設や近隣の意見をよく聞き、状況に応じて素早く対応してくれました。
このように、いざという場面では、地域に根差している地元企業の協力が不可欠であることは、申し上げるまでもない。今後も、区と地元企業が共に手を取り合って、防災に強いまちづくりをより一層加速させていきたい。

 

新尾久図書館の完成予想図


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